たっくん日記

たっくん日記

般若心経だと思ったら、Excelだった――ジュンク堂で見た『DIE WITH ZERO』

以前、池袋のジュンク堂を歩いていたとき、蛍光色の表紙に大きく、DIE WITH ZEROと書かれた本が平積みされていた。英語だから少し格好よく見えるけれど、日本語にすると、死ね、ゼロで。である。経済や投資の本が並ぶ棚に、突然、「死」という、...
たっくん日記

ゼロを目指すと、人生にアプリが要る――『DIE WITH ZERO』という不思議な本

『DIE WITH ZERO』は、不思議な本だと思う。この本の主張を、ごく緩やかな方向性として受け取るなら、老後に備えることばかり考えて、今しかできないことを逃さないようにしよう。お金は死後へ持っていけないのだから、ときには現在の幸福にも使...
たっくん日記

DIE WITH 0(=LOVE)一万ドルを使わなかった祖母の、セーター一枚ぶんの答え

この物語についてこの物語は、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』に登場する、著者と祖母のエピソードから想像したフィクションです。当時のビルは二十代後半で、後に巨万の富を築くことになるトレーダーとして、成功し始めた頃でした。その彼...
たっくん日記

アリは、本当に不幸なのか

――『DIE WITH ZERO』をあまり好きになれない理由『DIE WITH ZERO』を紹介する動画では、働いて食料を蓄えるアリに向かって、キリギリスが問いかける。そんなに蓄えて、いつ遊ぶのか。生き延びたあとに、人生を楽しむ時間は残って...
たっくん日記

『DIE WITH ZERO』は、人生の正解ではなく、張り手なのだと思う

勧められて、『DIE WITH ZERO』を紹介する動画を一緒に見た。最初は「本当にそのとおりだ。これから思い出をたくさん作っていきたい」と思った。人生には期限がある。親が元気なうち、子どもが幼いうち、自分の体が動くうちにしかできないことが...
たっくん日記

皇室のすごさは、漢字のすごさに似ている

「地球上の人間はすべて両親がいる。」そう言われると、たしかにそのとおりだと思う。天皇家だけが先祖を持っているわけではない。田中家にも山田家にも、ずっと遡れば数え切れないほどの先祖がいる。ただ、この見方は少し、ものごとを分解しすぎているのかも...
たっくん日記

説教とは、相手を対話者から降ろすことである

「説教」という言葉について、考えていた。同じように相手へ何かを伝える行為でも、「助言」「指導」「忠告」「感想」「世間話」と呼ばれる場合もあれば、「説教」と呼ばれる場合もある。では、何が違うのだろう。単に話が長いからではない。口調が強いからで...
たっくん日記

戸塚式教育とは。「死なせない」は最低条件。

戸塚宏氏の動画が、どうにも苦手だ。話の内容に賛成できないから、というだけではない。相手を見下すような口調。質問をしているようで、相手が自分の用意した答えを言うまで許さない感じ。こちらが問いの意味を確認しようとすると、「逃げるな」「まず答えろ...
たっくん日記

既婚者が未婚者を説教するのは、「既婚者の村」が崩れ始めたから。

既婚者が未婚者を「まだ子どもであるかのように扱う」構図について書かれた記事を読んだ。未婚者を「子供」扱いして説教する人間の、かなり醜い内実記事を読みながら、これは単なる既婚者のマウンティングではなく、「結婚して初めて一人前になる」という古い...
たっくん日記

意識がもがいた跡が、その人そのものである。

「歪んでいるのに、調和している」ということについて、少しだけ考えてみたい。本物の人間の身体や表情、あるいは本物の植物を見たときに感じるリアルさは、単に「きれい」だから生まれるものではない。むしろ、本物はたいてい歪んでいる。植物の茎は、光を求...