2026-06

たっくん日記

声が増えるだけでは、世界は叶わない

前回、「叶う」という字について考えた。ひとつの口ではなく、複数の口がそろうこと。願いが、ただの独白ではなく、誰かと重なり、現実に届き始めること。けれど、そこからさらに考えてみると、ひとつ大事な問題が残る。それは、口の数が増えれば増えるほど、...
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「叶」と「計」——口から出た声は、いつ言葉になるのか

「叶う」という漢字は、見れば見るほど不思議だ。「叶」は、「口へん」に「十」と書く。字源の説明では、「協」の古い字であり、十人の意見が一つに合うことから、「合う」「かなう」という意味になったとされる。つまり、ひとりの口ではなく、複数の人が同じ...
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第10回 不明を抱えたまま祈る思想へ(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第10回 不明を抱えたまま祈る思想へここまで、私は雑栗わかる氏の思想や、オンクリ的な「ワクワク」「脱ピラミッド」「お金のない世界」「魂が選んだ」といった言葉を手がかりに、かなり長く考えてきた。最初に確認したのは、スピリチュアルの入口には、生...
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第9回 花を語るなら、根を見なければならない(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第9回 花を語るなら、根を見なければならないここまで、私は「ワクワク」「魂」「お金のない世界」「脱ピラミッド」「必要だけれどワクワクしにくい労働」について考えてきた。そのすべてを貫く比喩があるとすれば、それは植物である。花。根。幹。枝。土壌...
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第8回 ワクワクしにくい労働を、誰が担うのか(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第8回 ワクワクしにくい労働を、誰が担うのか前回、私は「脱ピラミッド」という言葉について考えた。会社を辞めること。雇用労働から離れること。情報発信やオンラインサロンや自己表現で収入を得ること。自然に近い暮らしをすること。自分の好きなことを商...
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第7回 脱ピラミッドではなく、上澄み移動術ではないか(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第7回 脱ピラミッドではなく、上澄み移動術ではないかここまで、お金のない世界について考えてきた。お金は、人間を冷たくする。お金は、あらゆるものを商品に変える。お金は、労働も、時間も、自然も、人間関係も、価格の中に閉じ込めてしまう。その批判に...
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第6回 「お金のない世界」は、本当に信頼社会なのか――自給自足という幻想(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第6回 「お金のない世界」は、本当に信頼社会なのか――自給自足という幻想前回、私は「お金は単なる悪ではなく、見知らぬ他者と協力するための信用技術でもある」と書いた。貨幣は、人間を冷たくする。貨幣は、あらゆるものを商品に変える。貨幣は、自然や...
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第5回 「お金のない世界」は、本当に信頼社会なのか――貨幣という信用技術(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第5回 「お金のない世界」は、本当に信頼社会なのか――貨幣という信用技術ここまで、私は「ワクワク」「魂」「波動」といった言葉が、生活の中の小さな真実としては人を支える一方で、それを宇宙全体の万能理論にしてしまうと危うい、という話をしてきた。...
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第4回 ワクワクには足場がある(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第4回 ワクワクには足場がある「ワクワクに従う」この言葉は、とても明るい。自分の好きなことをする。本音に従う。心が動く方へ進む。世間の正解ではなく、自分の内側の感覚を信じる。そう言われると、どこか解放される感じがある。会社、学校、親、社会、...
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第3回 「魂が選んだ」は、誰のための言葉か(ワクワクは、誰の足場の上に咲いているのか)

第3回 「魂が選んだ」は、誰のための言葉か前回、私は「生活の中の小さな真実」が、宇宙全体を説明する万能理論へと膨らむ危うさについて書いた。笑顔でいた方が人間関係はよくなる。感謝していると心は少し整う。好きなことをしていると元気が出る。こうし...