エコーはほどほどに!カラオケも、頭の中も―その4―

エコーが長い人が、実は持っている強み

これまで、

  • エコーはほどほどに
  • エコーは調整できる
  • エコーで苦しんでいる人への声かけ

という話を書いてきた。

ここまで読むと、
「エコーが長いのって、やっぱり良くないこと?」
と思った人もいるかもしれない。

でも、実はそうでもない。


エコーが長い人は、感じ取りすぎるだけ

エコーが長い人は、

  • 記憶が残りやすい
  • 感情の余韻を感じやすい
  • 場の空気に敏感

これは欠点というより、
感度が高いという性質だ。

同じ出来事でも、

  • すぐ流れていく人
  • しばらく身体に残る人

がいる。

後者は、
世界を「薄く」ではなく
「深く」受け取っている


エコーが長いからこそできること

エコーが長い人は、

  • 他人の痛みに気づきやすい
  • 雑な扱いをしない
  • 関係性の変化に早く気づく
  • 物事の余韻を大事にできる

つまり、

世界を“雑音込み”で聴いている

これは、
鈍感な人にはできない。


問題は「長いこと」ではなく「鳴りっぱなしなこと」

ここ、すごく大事。

エコーが長い=悪い
ではない。

  • 響きがある
  • 余韻が残る

これは、
音楽的にはむしろ豊かだ。

問題になるのは、

  • 減衰しない
  • 反芻が止まらない
  • 今の音を邪魔する

鳴りっぱなしの状態


芸術や表現は「エコー長め」から生まれる

文章、音楽、絵、思想。

これらは全部、

  • すぐ消える感覚
  • 即切り替わる世界

からは生まれにくい。

少し長く残る余韻。
「あれ、さっきの感じ…」
と立ち止まる感覚。

エコーが長い人は、
もともとその入口に立っている


本当に必要なのは「エコーを消すこと」じゃない

エコーが長い人に必要なのは、

  • 無理に鈍くなること
  • 早く切り替えられる人を真似ること

じゃない。

必要なのは、

今の一曲を邪魔しない長さに調整すること

それだけ。


エコーが長い人は、調整できると強い

エコーが短い人は、

  • 軽い
  • 速い
  • 切り替えが早い

でも、
深さは出しにくい

一方、エコーが長い人は、

  • 調整ができるようになると
  • 深さを保ったまま
  • 今に戻ってこれる

これはかなり強い。


だから、こう考えていい

エコーが長いのは、

  • 欠陥でも
  • 未熟さでも
  • 治すべき癖でもない

「音域が広い」だけ

低音がよく響く楽器みたいなものだ。

扱い方を知らないと暴れるけど、
分かってくると、
他には出せない音が出る。


最後に

もしあなたが、

  • 過去を引きずりやすい
  • 余韻から抜けにくい
  • 反芻しがち

なら。

それは、
世界を深く聴いている証拠でもある。

あとは、
エコーをほどほどに。

消さなくていい。
短くできればいい。

その響きは、
ちゃんと価値がある。

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