エコーはほどほどに!カラオケも、頭の中も―その5―

エコーのツマミは、人によって違う

ここまでの話で、
「エコーが長い人」に焦点を当ててきた。

でも、そもそも。

エコーのツマミ自体が、人によって違う。

これは、
努力の差でも
性格の差でもない。


人には、もともと違う初期設定がある

同じ出来事が起きても、

  • すぐに切り替わる人
  • しばらく余韻が残る人

がいる。

これは、

  • 神経の感度
  • 記憶の残り方
  • 刺激の減衰スピード

こういった初期設定の違いが大きい。

だから、

  • エコーが長めの人
  • エコーが短めの人

がいるのは、
ごく自然なことだ。


エコーが少ない人にも、ちゃんと強みがある

エコーが短い人は、

  • 反芻しにくい
  • 切り替えが早い
  • 今に戻るのが速い

これは、立派な強みだ。

  • 現場対応が得意
  • 判断が速い
  • 感情に飲まれにくい

行動の世界では、とても頼りになる。


ただし、短いエコーにも弱点はある

エコーが短い人は、

  • 余韻を味わう前に次へ行く
  • 人の感情の揺れに気づきにくい
  • 深掘りが苦手

になることもある。

これは欠点というより、
音がすぐ消える楽器に近い。

キレはいいけど、
響きは残りにくい。


長いエコーと短いエコーは、役割が違う

ここが一番大事。

  • エコーが長い人
    → 深さ・余韻・意味を扱うのが得意
  • エコーが短い人
    → 速さ・判断・切り替えを扱うのが得意

どちらが上、ではない。

向いている場面が違う。


問題は「自分のツマミを知らないこと」

苦しさが生まれるのは、

  • エコーが長い人が
    「早く切り替えなきゃ」と自分を責めたり
  • エコーが短い人が
    「もっと深く感じなきゃ」と無理をしたり

自分じゃない設定で生きようとしたときだ。


エコー調整のコツは、比べないこと

誰かのツマミを見て、

  • あの人は軽くていいな
  • 自分は重すぎる
  • 私は鈍いのかも

と比べ始めると、
音は濁る。

必要なのは、

自分のツマミの位置を知ること

それだけ。


うまくいく関係は、エコーが混ざっている

面白いことに、

  • エコーが長い人
  • エコーが短い人

が一緒にいると、
バランスが取れることが多い。

  • 一方が深さを出し
  • もう一方が今に戻す

いいバンドみたいなものだ。


最後に

エコーは、

  • 消すものじゃない
  • 揃えるものでもない

調整して、混ざるものだ。

自分のツマミを知って、
他人のツマミを尊重できたとき、

世界は、
ぐっと歌いやすくなる。

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