エコーのツマミは、人によって違う
ここまでの話で、
「エコーが長い人」に焦点を当ててきた。
でも、そもそも。
エコーのツマミ自体が、人によって違う。
これは、
努力の差でも
性格の差でもない。
人には、もともと違う初期設定がある
同じ出来事が起きても、
- すぐに切り替わる人
- しばらく余韻が残る人
がいる。
これは、
- 神経の感度
- 記憶の残り方
- 刺激の減衰スピード
こういった初期設定の違いが大きい。
だから、
- エコーが長めの人
- エコーが短めの人
がいるのは、
ごく自然なことだ。
エコーが少ない人にも、ちゃんと強みがある
エコーが短い人は、
- 反芻しにくい
- 切り替えが早い
- 今に戻るのが速い
これは、立派な強みだ。
- 現場対応が得意
- 判断が速い
- 感情に飲まれにくい
行動の世界では、とても頼りになる。
ただし、短いエコーにも弱点はある
エコーが短い人は、
- 余韻を味わう前に次へ行く
- 人の感情の揺れに気づきにくい
- 深掘りが苦手
になることもある。
これは欠点というより、
音がすぐ消える楽器に近い。
キレはいいけど、
響きは残りにくい。
長いエコーと短いエコーは、役割が違う
ここが一番大事。
- エコーが長い人
→ 深さ・余韻・意味を扱うのが得意 - エコーが短い人
→ 速さ・判断・切り替えを扱うのが得意
どちらが上、ではない。
向いている場面が違う。
問題は「自分のツマミを知らないこと」
苦しさが生まれるのは、
- エコーが長い人が
「早く切り替えなきゃ」と自分を責めたり - エコーが短い人が
「もっと深く感じなきゃ」と無理をしたり
自分じゃない設定で生きようとしたときだ。
エコー調整のコツは、比べないこと
誰かのツマミを見て、
- あの人は軽くていいな
- 自分は重すぎる
- 私は鈍いのかも
と比べ始めると、
音は濁る。
必要なのは、
自分のツマミの位置を知ること
それだけ。
うまくいく関係は、エコーが混ざっている
面白いことに、
- エコーが長い人
- エコーが短い人
が一緒にいると、
バランスが取れることが多い。
- 一方が深さを出し
- もう一方が今に戻す
いいバンドみたいなものだ。
最後に
エコーは、
- 消すものじゃない
- 揃えるものでもない
調整して、混ざるものだ。
自分のツマミを知って、
他人のツマミを尊重できたとき、
世界は、
ぐっと歌いやすくなる。

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