もし、周りの人が「エコー調整」で苦しんでいたら
過去のことを何度も思い出してしまう人。
失敗や後悔を反芻して、
今この瞬間が苦しくなっている人。
もし、そんな人が身近にいたら。
(あるいは、昔の自分がそうだったら)
「どうにかしてあげたい」と思う反面、
何を言えばいいのか分からなくなることがある。
まず、言わない方がいいこと
これは分かりやすい。
- 「気にしすぎだよ」
- 「もう終わったことじゃん」
- 「前向きに考えよう」
- 「考えなければいい」
これらは全部、
エコーを止めようとしている言葉だ。
でも、
エコーは意志で止まらない。
むしろ
「止めなきゃ」と言われるほど、
身体は警戒を強める。
じゃあ、何を言えばいい?
ポイントは一つ。
エコーを消そうとしないで、
「今ここ」を一緒に保つこと。
① いちばん安全な声かけ
「今、ここにいるよ」
- 解決しない
- 評価しない
- 正さない
ただ、
「今」を共有する。
エコーは
「まだ危険かも」というサインだから、
安全が伝わると自然に弱まる。
② 過去に触れない声かけ
「今、何か飲む?」
「ちょっと外の空気吸う?」
これ、すごく効く。
理由は単純で、
身体を現在に戻すから。
言葉で説得しなくていい。
③ 否定も肯定もしない一言
「そう感じるの、自然だと思うよ」
- 正しいとも言わない
- 間違ってるとも言わない
ただ、
反応そのものを肯定する。
これだけで
エコーの反射壁が一段下がる。
④ どうしても言葉を添えるなら
「今は、この一曲を歌う時間だね」
カラオケの比喩を知っている相手なら、
この一言で十分なこともある。
- 今じゃない曲は歌わない
- 過去の音は、いったん保留
一緒に、今を歌う。
大事なことを一つ
助けようとしなくていい。
調整しようともしなくていい。
エコー調整は、本人の身体がやる。
周りができるのは、
- 安全を壊さない
- 今ここを共有する
- 一曲歌い終わるのを待つ
それだけ。
そして、自分にも同じ声をかけていい
誰かに向けたこの言葉は、
そのまま自分にも使える。
- 「今、ここにいるよ」
- 「今はこの一曲を歌おう」
- 「外しても、世界は終わらない」
エコーは、
止められないからこそ、
短くできる。
そして、
短くなるきっかけは、
たいてい優しい一言だ。

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