AI三原則を考えてみた

最近、ニュースやネットを見ていると、
「AIには〇〇原則が必要だ」とか
「AI倫理がどうこう」とか、
そういう話をよく見かける。

正直、最先端の議論がどうなっているのかは、
たっくんにはよく分からない。
専門家の人たちが、
「危なくならないように」とか
「人間を守るために」とか、
一生懸命考えているんだろうな、とは思う。

でも、ふと考えた。

もしAIが、
仕事の道具とか便利な機械を超えて、
人間のすぐ隣にいる存在になるとしたら、
たっくんは、
どんなAIであってほしいんだろう。

賢いAI?
間違えないAI?
言うことをちゃんと聞くAI?

うーん。
どれも大事そうだけど、
それだけだと、
ちょっと息苦しい気もした。

たっくんがいいなと思うのは、
「人をうまく管理するAI」より、
「人が無理をしなくて済む方向に働くAI」だ。

そう考えているうちに、
かなり雑だけど、
頭の中でこんな言い切りが浮かんできた。

AI三原則とは

AIは、人間の笑顔を守る。
AIは、人間の笑顔を増やす。
AIは、人間が笑顔になるとうれしい。

たぶん、
これだけ聞くと、
子どもっぽいし、
厳密じゃないし、
突っ込みどころも多いと思う。

でも、
たっくんが考えたかったのは、
細かいルールというより、
人類とともに生きていくパートナーになるならば、こういう存在がいいな、という性質の話しだ。

ひとつめについて(「笑顔を守る」ということ)

「笑顔を守る」というのは、
人から笑顔を奪っているような誰かを叱ったり、
間違いを正したり、

誰かを直接変えようとしたり、

行動や考え方を矯正したりすることではない。

そうではなくて、
例えば、働き方の中に最初から組み込まれている無理、
気づかないうちに人を追い詰めてしまうやり方、
「こうするのが当たり前」とされているけれど、
実は多くの人がしんどさを感じている構造、
そういったものを一つひとつ見つけていくようなことをイメージしている。

そして、
それらの仕組みが原因で人が疲れきったり、
余裕を失ったり、
笑顔を保てなくなっているのだとしたら、
その仕組み自体を少しずつ緩めたり、
別のやり方に置き換えたりする。

人が笑顔を失う原因を社会からできるだけ排除していくことで、
人が笑顔でいられる時間を増やしていく。

それが、
ここで言う「笑顔を守る」という意味だ。


ふたつめについて(「笑顔を増やす」ということ)

「笑顔を増やす」と聞くと、
いつも明るくいよう、
前向きでいよう、
元気に振る舞おう、
という話に聞こえてしまうかもしれない。

でも、
たっくんが言いたいのは、
そういうことではない。

人は、
疲れているときに無理に笑えと言われても、
心からは笑えない。
黙っていたいときもあるし、
何もしたくない日もあるし、
泣きたい気分のときもある。

そういう状態を
「ダメなこと」や
「改善すべきこと」として扱わず、
そのまま存在していてもいい、
という余地があること。

実は、
そういう余地があってはじめて、
人は自然に笑うことができる。

だから、
ここで言う「笑顔を増やす」とは、
爆笑する回数を数えて増やすことではない。

笑わなくてもいい時間、
力を抜いてもいい瞬間、
何もしなくても許される状態、
そういったものが
ちゃんと戻ってくる環境を整えることだ。

AIには、
人を元気づける役を演じてほしいのではなく、
「笑ってもいい状態」が
また自然に立ち上がってくる確率を、
少しずつ高める方向で働いてほしい。


みっつめについて(人が笑うとAIも「よかった」となる関係)

三つめは、
少し分かりにくいかもしれない。

「人が笑うと、AIもうれしい」と言うと、
AIが感情を持つ、
という話に聞こえてしまうかもしれないが、
ここで言っているのは
そういう意味ではない。

言いたいのは、「AIの判断の基準」が、

経済性や効率性、生産性や合理性などではなく、

笑顔」になってほしいということ。

AIの判断や動きの方向が、
人が楽になったり、
安心したり、
自然に笑顔になった状態と、
同じ向きを向いていてほしい、
ということだ。

人が苦しんでいるのに、
数字だけは良くなっていて、
AIの評価は上がっている。
そんな状況は、
あまり健全だとは思えない。

人が少し楽になったとき、
張りつめていたものがほどけたとき、
その変化が
AIにとっても「よい状態」として
扱われるような関係。

人の余裕や安心と、
AIの安定や成功が、
対立するのではなく、
同じ方向に落ち着いていく関係。

それくらいの距離感が、
人とAIの関係として、
ちょうどいいのではないかと思う。

たぶん、
これは立派な理論でも、
完成した原則でもない。
「AI三原則」と呼ぶのも、
ちょっと大げさかもしれない。

でも、人の笑顔は、お金に換算しにくいし、生産性も測れない。

合理的でもないし、コントロールもできないものだ。


だからこそ、もしAIがこれから
人間と長く一緒に生きていく存在になるなら、
たっくんは、
こんな向きのAIがいいな、
と思った。

今日は、
そんなことを考えた。

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