エコーが長い人が、実は持っている強み
これまで、
- エコーはほどほどに
- エコーは調整できる
- エコーで苦しんでいる人への声かけ
という話を書いてきた。
ここまで読むと、
「エコーが長いのって、やっぱり良くないこと?」
と思った人もいるかもしれない。
でも、実はそうでもない。
エコーが長い人は、感じ取りすぎるだけ
エコーが長い人は、
- 記憶が残りやすい
- 感情の余韻を感じやすい
- 場の空気に敏感
これは欠点というより、
感度が高いという性質だ。
同じ出来事でも、
- すぐ流れていく人
- しばらく身体に残る人
がいる。
後者は、
世界を「薄く」ではなく
「深く」受け取っている。
エコーが長いからこそできること
エコーが長い人は、
- 他人の痛みに気づきやすい
- 雑な扱いをしない
- 関係性の変化に早く気づく
- 物事の余韻を大事にできる
つまり、
世界を“雑音込み”で聴いている。
これは、
鈍感な人にはできない。
問題は「長いこと」ではなく「鳴りっぱなしなこと」
ここ、すごく大事。
エコーが長い=悪い
ではない。
- 響きがある
- 余韻が残る
これは、
音楽的にはむしろ豊かだ。
問題になるのは、
- 減衰しない
- 反芻が止まらない
- 今の音を邪魔する
鳴りっぱなしの状態。
芸術や表現は「エコー長め」から生まれる
文章、音楽、絵、思想。
これらは全部、
- すぐ消える感覚
- 即切り替わる世界
からは生まれにくい。
少し長く残る余韻。
「あれ、さっきの感じ…」
と立ち止まる感覚。
エコーが長い人は、
もともとその入口に立っている。
本当に必要なのは「エコーを消すこと」じゃない
エコーが長い人に必要なのは、
- 無理に鈍くなること
- 早く切り替えられる人を真似ること
じゃない。
必要なのは、
今の一曲を邪魔しない長さに調整すること
それだけ。
エコーが長い人は、調整できると強い
エコーが短い人は、
- 軽い
- 速い
- 切り替えが早い
でも、
深さは出しにくい。
一方、エコーが長い人は、
- 調整ができるようになると
- 深さを保ったまま
- 今に戻ってこれる
これはかなり強い。
だから、こう考えていい
エコーが長いのは、
- 欠陥でも
- 未熟さでも
- 治すべき癖でもない
「音域が広い」だけ。
低音がよく響く楽器みたいなものだ。
扱い方を知らないと暴れるけど、
分かってくると、
他には出せない音が出る。
最後に
もしあなたが、
- 過去を引きずりやすい
- 余韻から抜けにくい
- 反芻しがち
なら。
それは、
世界を深く聴いている証拠でもある。
あとは、
エコーをほどほどに。
消さなくていい。
短くできればいい。
その響きは、
ちゃんと価値がある。

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